藤井建築設計
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 これからの地方都市の再生と東京の再生について

 日本の多くの中小都市は美しい山に囲まれており、サイズを限定できる絶好の条件に恵まれています。 また、美しい川の流れがどこの都市にもあるので、これも美しい都市を造る好条件のひとつでしょう。 このように周りの自然と融合させて、計画的に、車化社会に適した都市を造りえる好条件はどこの都市にもあると思われますが、住民の都市造りに対する理解と情熱こそが、そこに加わらなければならない不可欠なものなのでしょう。

 サンフランシスコは街自体がウォーターフロントとして輝いており、活性化しています。 即ち,水辺の施設が市民に提供されている都市なのです。 東京にも東京湾に面している多くの地域があり、そのいくつかは東京湾に流れ込む大河の流域を有しております。 ここの水辺の施設を市民に提供し、車化社会の新しい都市造りを計画すれば、富津・木更津・千葉・東京・川崎・横浜・横須賀の全地域が美しい新東京ウォーターフロント都市群として、輝きを放つときがやってくると思います。

 日本の大量輸送の交通機関は、米国のそれを遥かに凌いでいます。 この大量輸送交通機関の利用により、車化社会規模の中都市をつなぎ合わせれば、新東京ウォーターフロント都市群が機能すると思われるのです。 それぞれの中都市の都心部を充実させることにより、住みやすい中規模都市群が完成するでしょう。

 無制限に広がってしまった大都市、そして車化社会として計画されていなかった東京は、中都市の都心部を充実させることにより、住みやすい中規模都心群に生まれ変わらせ、大量輸送の交通機関でつなぎ合わせれば、周辺都市と一体となって、新東京ウォーターフロント都市群として輝きを放つことが出来ると思います。


 ツーバイフォーの耐震性、耐火性

ツーバイフォーの耐震性

 ツーバイフォー工法を日本では「枠組壁工法」と呼んでいます。構造の基本が柱や梁ではなく、床、壁、屋根といった建物の大きな面の部分にあります。この大きな面の部分が枠組材と面材で形成されている版(ダイヤフラム)には横から加えられる水平方向の力に対交しようとする力、即ち剛性があります。この剛性がツーバイフォーの耐震性なのです。屋根、床といった“水平方向のダイヤフラム”は外力を各所に分散させて建物全体で外力に抵抗する働きや、建物のねじれなどを防ぐ働きをします。また壁のような“鈍直方向のダイヤフラム”は地震力、風圧力といった荷重に対して、建物の倒壊や変形を防ぐ働きをします。

ツーバイフォーの耐火性

 ツーバイフォーの各居室や天井には、石膏ボードが使われています。石膏ボードは三枚の特殊原紙の間に石膏を安定結晶状態にして硬化させたもので約21%の結晶水を含んでいます。この結晶水は万一の火災の場合、熱分解され約25分間、水蒸気を発生し続けるという性質を持っています。これがツーバイフォーの耐火性を高めています。石膏ボードが9mmより12mm、12mmより12mm2枚重の方が耐火性を高めます。また、壁内部に入っている断熱材で吸音材でもあるロックウールは壁内の温度の上昇を防止し、またファイヤーストップとして炎が壁内で上昇していく動きを防止します。
 1981年に建設省建築研究所において、3階建ツーバイフォー住宅の実物大火災実験が行われました。1階から出火しましたが、出火後40分たっても2、3階の居室には火が回っておらず、3階に火が拡がって家全体が炎に包まれるまでには73分もかかりました。初期消火や避難の点からみてもツーバイフォーは安全性が高いことが実証されました。




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